「サンローラン」 年内のファッションカレンダー参加辞退

2020/05/01 06:26 更新


 【パリ=松井孝予通信員】仏ケリンググループ傘下メゾン、イヴ・サンローランは新型肺炎の影響を踏まえ、9月末開催予定のパリ・ファションウィーク(PFW)21年春夏を含む年内のファッションカレンダー参加を辞退する意向を示した。世界の現状とクリエイションを重視し、同メゾンがスケジュールを立てコントロールしていく。その詳しい展開は明らかにされていない。

【関連記事】パリ・ファッション・ウィーク メンズとオートクチュールの開催中止

 イヴ・サンローランの辞退決定後に、仏政府から5月11日以降の外出禁止緩和計画が発表された。映画館や劇場、大きな美術館、そして5000人以上のイベントや集会は9月まで封鎖が続く。「サンローラン」のカレンダー辞退の影響をよそに、仏政府のこの措置によりPFWの開催自体が不可能に近い。仏オートクチュール&モード連盟が9月のPFWをデジタル開催に転換するとの公算が大きくなっている。

関連キーワード新型コロナウイルス情報



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事