「サンローラン」 NYで19年春夏メンズのショー

2018/06/12 06:27 更新


 「サンローラン」がニューヨークで19年春夏メンズコレクションのショーを開催した。アンソニー・ヴァカレロがクリエイティブディレクターになってから、初のメンズ単独のショーだ。

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 会場はニュージャージー州のリバティー州立公園。観客はワールドトレードセンター近くの波止場から12分フェリーに乗って行く。70年代にイブ・サンローランが香水「オピウム」の発表をニューヨークの船上で行ったことが、このショーのきっかけの一つという。

 夜のマンハッタンの摩天楼をバックにしたコレクションは、アーバンカウボーイと70年代を重ねたイメージ。カジュアルなスタイルに、ワイルド感と華やかさを加えた。短い丈のジャケットとスリムなハイウエストのパンツをベースに、切り替え、編み上げ、刺繍、ブレードでウェスタンのディテールを入れていく。バンダナ柄のシャツやバンダナ、ウェスタン調のネックレス。頭にはブリムがフラットなストローハットを組み合わせた。

 フィナーレは上半身裸にシルバーでペイントし、黒のスパンコールのパンツをはいたモデルが続々登場。首にはネックレスやスカーフをじゃらじゃら垂らしてみせた。

(ニューヨーク=杉本佳子通信員、写真=COURTESY OF SAINT LAURENT)

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