「ロッコピー」秋冬 緻密なハンドメイドに立ち返る

2019/05/16 06:25 更新


 イタリア・マルケ州を拠点にするシューズ「ロッコピー」は19年秋冬、レスイズモアをテーマに、緻密(ちみつ)なハンドメイドの物作りを強みにする本来の特徴を最大限に引き出すコレクションを揃えた。

 ポートワイン、オリーブグリーンといった温かな濃淡の色をベースに、クリーンなフォルム、線の美しさを今まで以上にブラッシュアップし、持ち味のミニマリズムをモダンに見せる。メンズは、プレーントウのブーツの筒の部分を曲線でカットし、紳士的でエフォートレスなスリッポンを作った。

 レディスはウェスタンブーツのバリエーションに着目。とはいっても、装飾はウェスタンモチーフの刺繍にとどめ、素材や構造的なデザイン変化に特徴を出す。レパード柄をプリントした赤や黄色のヘアリー素材を使って艶っぽさを表現したり、メタリック色を吹きつけたレザーでエッジを利かせたり。サイドゴアブーツは、ラバーの切り替えを大胆なカーブラインでカットして芯の強さを感じさせる印象に仕上げた。

「ロッコピー」メンズ
「ロッコピー」レディス


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