「ローブズ&コンフェクションズ」 18~19年秋冬 

2018/04/24 10:59 更新


 「ローブス&コンフェクションズ」(土屋郷)は18~19年秋冬、1枚のフランスの古い写真を出発点にして、得意のテーラードアイテムが充実したコレクションを見せた。「セクシーでエレガントでありたい女性にチャレンジしてほしい」という思いを込め、ブランドらしいテーラードを背景にしたアイテムを揃えている。デザイナーの土屋が、日本市場で求められる〝かわいい〟の枠で収まらないエレガンスを求めた。

 50年代の強さを秘めたフランス女性が着ていたテーラードジャケットやスリットスカートを、今の日本の女性が着られるフォルムやディテールに変化させて作っている。セクシーになり過ぎないようにウエストシェイプをややボックスに変え、スリットにはボタンで開き具合を調整できるようにした。

 ニットのテーラードコートはウールの2枚袖で縮絨(しゅくじゅう)加工をせず、あえて編みっぱなしのままにしている。スーパー100ウール・ナイロンのダブルフェイスのビーバー仕上げコートは、大きなフォルムとパターンにこだわり、ブランドらしさがあふれている。

 チープな化繊のフェイクファーコートやウールマットウーステッド(平織り)のテーラードジャケットなど、そのレトロな風合いがかつての時代と重なる。ウール・モヘヤのアストラカン風の太ループコートや裏毛のシープボアコートなど、肉厚な素材感と懐かしいタッチを生かしたコートも揃う。

ジャケット5万4000円、スカート3万円、タートルカットソー2万円

ダブルフェイスウールビーバーコート8万9000円、パンツ3万3000円



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