【パリ=小笠原拓郎】パリ・メンズファッションウィークの初日は、若手を中心としたスケジュールになった。注目されているいくつかの日本のブランドも、ショーやプレゼンテーションで新作を披露した。
静かな雰囲気を軽やかに
ラグジュアリーブランドをはじめとするビッグメゾンが、インフルエンサーを呼んでマーケティングビジネスを行うファッションショーに形を変えて久しい。
その結果、本当にファッションの情熱を感じられるショーは、インディペンデントの若手デザイナーによるものが中心となっている。
ここ数年、ヨーロッパでも注目度が高まっているオーラリーは、静かな雰囲気の軽やかなスタイルを見せた。秋冬に比べて素材の質感をアピールしにくい春夏だが、レザーのセットアップなどでそれを主張する。ブラトップとブルマーに合わせたコート、ボディースーツのような超ミニ丈のコンビネゾンなど、いつになく主張の強いウィメンズスタイルも多い。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!