「リッチー・エブリデイ」仲本COOがトークショー

2018/04/19 10:58 更新


 ウガンダの直営工房でシングルマザーや元子供兵の雇用・生活向上につながるバッグ「リッチー・エブリデイ」を作る仲本千津リッチー・エブリデイ代表取締役COO(最高執行責任者)が17日、東京・渋谷でトークショーを開いた。

 イベントはスコッチウイスキー「シーバスリーガル」との協業。仲本さんはシーバスリーガルを製造するシーバスブラザーズ主催の社会起業家向けグローバルコンペティション「シーバス・ベンチャー」の18年度の日本代表に選ばれている。

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 ウガンダでの物作りについて、「停電や断水など予期しないことも多いが、最近はゲーム感覚で楽しんでいる」ことや、「現地女性の生活が向上していることが目に見えるのがモチベーションになっている」と話した。また、「アフリカンプリントを使って作る商品特性上、春夏は売れるが秋冬は弱い。1年中売れるよう、南半球への進出も考えている。欧米市場も見据えたい」とし、さらに、紛争を経験した周辺国での活動も視野に入れていると話した。

リッチー・エブリデイ 仲本千津代表取締役COO

 イベントでは春の新作で、カタログハウスの「通販生活」と協業したリバーシブルトートバッグや、フィリピン・セブ島の女性を支援するスルシィと協業したラフィアバッグを披露した。ウガンダをイメージしたカクテル提供や、仲本さんとウガンダの女性をテーマにしたライブペインティングも行われた。

 シーバス・ベンチャーは現在、助成金の一部の20万ドルの分配を決める一般投票が行われており、5月にはアムステルダムで決勝戦が行われる。

イベント内で行われたライブペインティング


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