「シーバス・ベンチャー」 日本代表に「リッチー」COO

2018/01/31 11:00 更新


 スコッチウイスキー「シーバスリーガル」を製造するシーバスブラザーズが主催する、ビジネスを通じて社会問題や環境問題の解決に取り組む起業家を支援するグローバルコンペティション「シーバス・ベンチャー」の18年度の日本代表に、ウガンダ発バッグブランド「リッチー・エブリデイ」の仲本千津リッチー・エブリデイ代表取締役COO(最高執行責任者)が選ばれた。

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 選考理由はエシカルファッションブランドを通じてウガンダのシングルマザーや元子供兵と呼ばれる社会的に疎外されてきた人々に、安心して誇りを持って働く場所をつくり、彼らの生活の持続的な向上に貢献するという事業の社会性が評価された。

 リッチー・エブリデイはカラフルなアフリカンプリントを使い、デザイン性と機能性を備えたバッグやトラベルグッズを企画。ウガンダに直営工房を設立し、職を得ることが困難な現地の女性たちとともに手作業の物作りを行っている。商品は全国の大手百貨店やセレクトショップ、ECで販売している。海外展開も計画している。

 シーバス・ベンチャーは「より良い未来の創造」を目指して、ビジネスを通じて世界的な社会問題や環境問題の解決に取り組む革新的な起業家・企業を支援するグローバル・コンペティションで、14年に設立された。各国代表の起業家たちとビジネスアイデアを競い合い、総額100万ドルの基金が提供される。

日本代表の仲本さん(右)



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