4月のファッション小売り商況(速報値、既存店売上高)は、前年より休日が1日少なかったが、気温上昇に伴い、夏物需要が活性化した。百貨店は婦人、紳士ともに衣料品売上高が伸び、服飾雑貨も売れた。円安を背景にインバウンド需要も引き続き旺盛だった。専門店も春物の売れ行きは鈍かったが、夏物が好調で、前年実績を上回った店が目立った。
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百貨店 免税単月で最高
伊勢丹新宿本店は婦人服が前年同月比17%増。Tシャツは11%増で、カーディガンも売れた。ラグジュアリーブランドやデザイナーブランドの高付加価値商品がけん引した。婦人服が17%増の阪急うめだ本店は「ニットや布帛の羽織りアイテムや、パンツが好調だった」。
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