帝人フロンティアのグループで人工皮革の開発、製造、販売の帝人コードレと、エコ・リサイクル商材の販売や環境コンサルティングのベンチャー企業WRサプライとレンゴーは、100%古紙由来の人工皮革用離型紙のベース紙を製造する技術を活用し、再びベース紙や他の板紙製品へのリサイクルを始める。国内初の取り組みという。これによりベース紙製造や使用済み離型紙の焼却処理の際に出るCO2(二酸化炭素)排出を減らすとともに、離型紙のリサイクルを進める。
(高田淳史)
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人工皮革用離型紙は、人工皮革製造時に表面に意匠性を付与する工程紙。ベース紙と樹脂層の2層構造で、樹脂層の上に天然皮革や幾何学などの柄を付けて人工皮革の表面に貼り付け、写し取ることで模様を付ける。
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