24年にデビュー40周年を迎えた「レイビームス」。今年は1年を通して記念イベントや限定商品の販売などを行ってきた。12月16日にはスナップ誌『フルーツ』と協業した本(税込み990円)を発売した。レイビームスのアイテムを自分らしく着こなす販売員やモデル、スタイリスト、エディターなどのスナップを紹介する内容で、40周年企画の集大成として準備を進めてきた。書店ではなく自社ECと店舗でのみ販売する。この本に込めた思いを長塚理紗ディレクターに聞いた。
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40周年企画の最後に本を作りたかったのは、ブランドのこれまでと現在の姿を何かの形に残して、次世代につなげたいと思ったからです。レイビームスが1号店を出したのと同じ東京・原宿で、スナップを撮り続けてきたフルーツに共感し、一緒に本を作れないかと協業を持ち掛けました。
今、お店に立っている販売員や社員を中心に、モデルやスタイリスト、エディターなど104人のスナップを集めました。どこか一つだけレイビームスのアイテムを使っていれば、あとは自由にコーディネートしてもらって、それぞれの個性が感じられるスタイルを撮影しました。歴代ディレクターやファンでいてくださる俳優など著名人にもインタビューし、ブランドの歴史とレイビームスとの思い出を語ってもらいました。
書店に並べず、服と一緒に自分たちの店で販売します。販売員がお客様と、この本を手にコミュニケーションをとってくれたらいいなと思うからです。私たちは自分らしく自由に楽しむファッションを提案しているので、本を手にしたお客様が好きなスタッフの着こなしを見つけ、参考にしてくれるとうれしい。顧客の方も、初めて来たという人にも楽しんでもらえたらと思っています。