「ラルフローレン」は22年秋冬のウィメンズコレクションとメンズのパープルレーベルコレクションを、ニューヨーク近代美術館で発表した。
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招待客約80人のこぢんまりしたショーだが、演出には凝っていた。招待客には事前に赤いバラの花束が届けられ、当日はカクテルタイムを経てショー会場へ。黒い大きなコーヒーテーブルと白いクッションのソファが並び、洗練された都会のリビングルームに招待されたかのよう。テーブルには届けられたものと同じ赤いバラ、積み上げられた写真集、大きなキャンドル、赤いスポーツカーのミニチュアなど。白黒に赤を利かせたカラーパレットは、コレクションも同様だった。
服はウィメンズ、メンズともにクラシックでスポーティー。リラックス感のある都会のワードローブだ。千鳥格子、ピンストライプ、グレンチェック、フェアアイルなど伝統柄が多く登場する。ウィメンズは背中を大きく開けたホールターネックにタイを結ぶなど、メンズ調とセクシーを組み合わせた服も。パープルレーベルはブレザーとパンツ、タートルネックのセーター、ニットのツインセットなど、肩の力の抜けたセットアップを並べた。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員、写真=同社提供)