ポール・スミスは冠スポンサーの楽天が支援するバイアールで25~26年秋冬コレクションを披露した。会場となった東京国立博物館表慶館には、久しぶりの東京でのお披露目となるポール・スミスを見ようとぎっしりと観客が集まった。この秋冬は、ポール・スミスらしいテーラーリングを背景にしたメンズとウィメンズのスタイルが充実する。
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特徴となったのは色の使い方。マルチストライプのセーターにチェックパンツの組み合わせや、シャツとタイの柄を合わせたアンサンブルのようなコーディネートもある。コーデュロイのパンツスーツやブルゾンもペールトーンの優しく淡い色使い。オイルドコートやメルトンのショートコートからは英国らしさが漂ってくる。シャツをインしないレイヤードスタイルも多い。シャツとニットの組み合わせでも、あえてシャツの裾を見せて着ることでベーシックスタイルに外しを作った。
(小笠原拓郎)