日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)は、3月11~16日に開催する「楽天ファッション・ウィーク東京2024年秋冬」の詳細を発表した。参加ブランドは合計43。フィジカル(リアル)発表35、デジタル発表8のショーを予定する。
(須田渉美)
デジタル発表が始まって以降、50を超えるブランドが参加していたが、今回から「東京の強いブランドを海外へと押し出していくことにフォーカスし、応募者を厳しく審査した」(古茂田博JFW推進機構事務局長)。初参加はアワードを受賞したブランドが中心となる。
海外ビジネス強化に向け、バイヤー、プレスの誘致を再開する。
冠スポンサーの楽天が、日本のファッションシーンを盛り上げる「バイアール」プロジェクトは、「マリメッコ」がショーを行う。過去4年間は日本のブランドだったが、「一般の人に向けたアプローチとして、誰もが知っているブランドを支援してファッションウィークの認知度を上げていきたい」(松村亮常務執行役員コマース&マーケティングカンパニーヴァイスプレジデント)考え。
新たな試みとして、会期前日の3月10日の夕方に、「ファッション・プライズ・オブ・トーキョー」を受賞した「エムエーエスユー」が一般消費者も参加可能なイベントを行う。
また、JFW推進機構と協力関係を結んだパリの展示会「トラノイ」が会期中にプレスイベントを開く。ほか関連企画では、東京クリエイティブサロンと共催する「デニムラントーキョー」、今年1月に欧州の展示会に出展した「Jクオリティー」の展示などを予定する。