楽天グループの21年度第1四半期(21年1~3月)の国内EC流通総額は1兆1220億円と前年同期比22.4%増となった。このうち、トラベルやゴルフなどを除き、「楽天市場」やネットスーパーなどを軸としたショッピングEC流通総額は33.9%増。巣ごもり消費や、送料無料ラインの統一施策などにより顧客の増加と定着が進んだ。楽天市場で20年度第4四半期で購入したユーザーが21年度第1四半期で購入した割合は約73%。ラクマや楽天ブックスとのクロスユースも同第1四半期で39.4%と拡大が進んでいる。
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連結決算(IFRS)は、EC、フィンテック事業が貢献し売上高3915億1300万円(18.1%増)、モバイル事業などでの投資により、営業損失373億4000万円。