楽天は物流サービスで「ワンデリバリー」構想を本格化する。楽天市場に出店の全商品を同社物流倉庫に保管、最適な場所から配送時間短縮までを包括して行う。
ワンデリバリー構想は、不在再配達、宅配料値上げなどラストワンマイル問題に対応し、ユーザーへ質の高い配送サービス、出店店舗の安定運営を強める。
具体的には、20年までに販売店舗の全商品在庫を物流倉庫で預かり、物流を受託する。物流倉庫にない場合も、楽天が販売企業へ在庫を取りに行くことまで手がける。
全国配送で9割以上をカバーするため、今後「楽天スーパーロジスティクス」という大型物流センターを全国に約10カ所開設する。そのうち千葉・流山、大阪・枚方の施設は19年中に稼働する。