【パリ=三冨裕騎】24年春夏向けのプルミエール・ヴィジョン(PV)パリが2月7日に開幕した。44の国・地域からなる約1250社が出展、アジアからも多数の来場があり、前回を上回るにぎわいを見せた。衣料品の環境負荷表示に向け、大きな改革が見込まれる次回7月展は、テキスタイルが国・地域ごとのエリア分けとなる見通しだ。
年金制度改革に反対する大規模なストライキの影響で、公共交通機関に乱れがあったが、無料シャトルバスの増発などで対応し、多くの来場者が訪れた。PVでは環境・社会に責任を持つ製造・調達に向け、具体的なソリューション提案を強化している。サステイナブル(持続可能な)イノベーションをテーマとする「スマートクリエーション」内に、ソフトウェアやサービスを打ち出したエリア「スマートテック」を新設した。