プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)24年春夏内で行われた、来場者投票で次の売れ筋テキスタイルを決める「ワッツネクスト」は、宇仁繊維の「ストレッチシアサッカー」が1位となった。
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ワッツネクストは初の試みとして展示会場中央に設けられ、予備審査を通過した28社・30点が展示された。会期2日間で約500票が投じられ、宇仁繊維の生地は181票を獲得。2種類の糸の収縮差を利用し、はっきりとしたしぼのあるサッカーで、繊細な表面感と美しさを追求した。ポリエステル100%でイージーケア性も備える。
2位は4票の僅差(きんさ)で、溝呂木の「羽プリントエンブロイダリー」(177票)。ラメ刺繍にプリントを重ね、柔らかな羽の質感と装飾品のような輝きのコントラストを表現した。
3位は、日本蚕毛染色の「ゴムゴムシルク」(156票)。シルクのたんぱく分子を特殊な加工技術で改質したウォッシャブルシルク「セレーサカルメン」の技術を応用し、適度な凹凸とストレッチ性を出した。
4位はレインボーワールドのインクジェットプリント、5位は同率で赤堀産業の「綿和紙シャーリングローン」とアルテックスの「アンイーヴンプリント」だった。