プチバトーCEOギヨーム・ダルーゼ氏 持続可能性を数値で追求

2022/04/19 06:29 更新有料会員限定


ギヨーム・ダルーゼCEO

 プチバトーは21年、ブランドの新スローガンを策定し、「子供たちと自然をつなぐ」というミッションを掲げた。サステイナブル(持続可能)な物作りを一層追求し、フランス本国では新たに中古品専門店やレンタルサービスなど洋服を循環させる仕組み作りにも取り組む。20年にCEO(最高経営責任者)に就任し、改革の指揮を執るギヨーム・ダルーゼ氏に聞いた。

(金谷早紀子)

工場へ積極投資

 プチバトーは130年以上にわたり、子供から大人まで時代を超えて愛され続けてきた。そのため、ブランドが人々や地球に対して現実的で本物のコミットメントをしなければならないパンデミック(世界的大流行)後の状況では特に、アイデンティティーの中核を刷新することが不可欠だった。

 新スローガンでは「自由」「品質」「持続可能」を掲げている。具体的には、長持ちする上質な製品を作り、それを証明する測定値の公表に取り組んでいる。25年までに全ての製品で製品寿命の測定値を公開する。例えばアイコンのボディースーツやTシャツは、125回まで洗濯しても劣化しない。21年に販売した製品の3分の2以上は、シーズンの流行に左右されないアイコニックなアイテムだ。

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