【今日は何の日?】「魔の山」の黒いサンダル

2017/08/12 04:22 更新


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 1955年8月12日は、ドイツの小説家、トーマス・マンが世を去った日です。スイス、チューリッヒで永眠。1875年6月6日、北ドイツのリューベックに生まれていますから、80年の人生でした。父のヨハンは豪商。ワインなども造っていたようです。母ユリアは教育熱心だったとも。18歳の時にミュンヘンに移住。一時期、火災保険会社に勤めています。

 小説を書きはじめたのは1894年、19歳の時。1897年にはイタリアを旅しています。1901年に『ブデンブローク家の人々』を発表。これによって、トーマス・マンの名前が広く知られるようになっていきます。

 1905年、カーチャと結婚。12年に『ヴェニスに死す』を発表。同年、結核で入院中の妻を、スイス・ダボスに見舞いに行く。この時の体験をもとに書いた長編が『魔の山』。

 この中に「透かしたサンダルふうの黒い短靴をはき…」と、あります。これは、ダボスで会ったドクトル・クロコフスキーの靴なのですが。(服飾評論家・出石尚三)



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