26年春夏パリ・オートクチュール 自然のモチーフ、生命への賛美

2026/01/30 06:30 更新会員限定NEW!


 【パリ=小笠原拓郎】26年春夏パリ・オートクチュールは、自然のモチーフや生き物への賛美を感じさせるコレクションが相次いだ。とりわけ多いのは鳥のような造形。細かなフェザー刺繍で描く美しい鳥の羽根の模様、ジャカードで羽根のような立体感を描いたアイテムなどが広がった。

 シャネルのショー会場である歴史的建造物グランパレに入ると、そこは一面ピンクの世界。そのピンクの空間に、巨大なキノコが生えている。どこか幻想的なイメージの中に、マチュー・ブレイジーによる初のオートクチュールが登場する。

 パールとチェーンをトリミングしたオーガンディのジャケットやスカート、そこに繊細なキノコの刺繍が重ねられる。薄い透け感のきれいな色のセットアップに続いて、花弁を重ねたような刺繍のスーツが現れる。ペーパータッチのツイードスーツは、メゾンのシグネチャーを軽やかに仕上げた今シーズンらしい解釈。ニットスーツはフィルクーペのように編み地が途中で飛び出してしまったかのようで、それもまた生々しい。

シャネル

 立体的なフェザー刺繍のフーディーに長短のフェザーをグラデーション状に刺繍したスーツ。グラデーションを描く色の移ろいと立体的なフェザーが重なって、生きている鳥の羽根の持つ艶やかな美しさを感じさせる。

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