26~27年秋冬パリ・メンズファッションウィーク 活躍する日本ブランド

2026/01/29 06:29 更新NEW!


 フィレンツェから続くメンズファッションウィークは、パリも日本ブランドの活躍が目立った。終盤は日本ブランドのショーが相次いだ。

(小笠原拓郎)

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 初の正式スケジュールで見せたシュタインは、これまでよりも素材感を上げたように感じられる。シックで少しオーバーサイズのコートやジャケットといったスタイルは一緒に見ていたイタリア人ジャーナリストも評価していた。しかし、日本の物作りを知る自分にとっては素材の質が上がったのは評価できるのだが、スタイルは冗漫にも思われた。今、日本の物作りを巡って欧州のジャーナリストと日本のジャーナリストでは評価軸が変わってきているのかもしれない。

シュタイン

 タークもパリの常連なのだが、秋冬を見て思うのはテクニックに執着し過ぎということ。たくさんのコード刺繍、生地の織り方を途中で変えることでアイテムを変化させるテクニック。それらは森川拓野の得意とする技術ではあるけれど、問題はその技術を通してどういう新しい何かを描くのかである。残念ながらここ数シーズンのタークは技術を見せることにこだわりすぎて、その先にある何かを描き切れていないように思う。

ターク

 ウィメンズのパリで見せていたビューティフルピープルは初めて、メンズ期間中にプレゼンテーションをした。これまでも見せてきたいくつもの着方ができるアイテムを秋冬も出している。そのプロダクトクオリティーは確かなものだが、その先の展開が見たい。

ビューティフルピープル

 メゾンミハラヤスヒロはビッグサイズのレイヤードを軸にしたスタイル。ケーブルニットに編み込まれたクマのぬいぐるみなど、ユーモラスで楽しいアイテムもある。MA-1とスタジャン、Gジャンとキルティングブルゾンなど二つのアイテムを合体させたデザインをはじめ、このブランドの定番的な手法も目立つ。服はたいして変化していないが、ファーサンダルなど靴のアイデアはやはり面白い。

メゾンミハラヤスヒロ

 ベッドフォードはジャズの生演奏とともに見せるプレゼンテーション。暗い演出の中で、テーラードスタイルに揺れるスパンコールのアクセサリーが印象的だ。オレンジのコンビネゾンは、タイドアップスタイルとの組み合わせで見せる。正直なところ、暗くて服の力を感じるのが難しい。「今回はイメージで見せたかった」とデザイナーの山岸慎平。

ベッドフォード


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