オリンピックを控えたパリで、新しい旗艦店のオープンや改装が相次いだ。
「イッセイミヤケ」は、パリ8区のラグジュアリーブランドが多く軒を連ねるエリアに新店を開店。オープニングパーティーを開催した。1階、中2階、2階の3フロアで総売り場面積は約360平方メートル。既存のファサードはそのままに、内装はモダンでクリーンな空間だ。デザインを担当したのは吉岡徳仁氏。オレンジ色のアルミニウムウォールがアクセントになっている。
「サンローラン」はクリエイティブディレクターのアンソニー・ヴァカレロのコンセプトを反映してシャンゼリゼ店を改装したばかり。これまでのソリッドなイメージに穏やかなムードが加わった。曲線の階段やセラミックの棚、グリーンのある中庭などがしつらえられている。ギャラリーのようなモダンなオブジェも目を引く。2月にはビンテージの本などが並ぶブックストアもオープンした。
(青木規子)