パルコは今期(21年2月期)から、店舗関連のICT(情報通信技術)業務と自社カード、スマートフォンアプリ、ECの運営などを行うCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)業務の組織を同じ部門内に一元化した。これにより、「店舗でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速すると同時に、ICTと連携したCRMによって顧客データを積み上げ、サービス向上につなげる」(林直孝執行役CRM推進部・デジタル推進部担当)戦略だ。
(有井学)
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3月1日付で、AI(人工知能)やロボットなどのICTやスマホアプリ「ポケットパルコ」の開発を担当するグループデジタル推進室デジタル推進担当をデジタル推進部に再編。それまでの社長直轄から、CRM推進部がある商業デベロッパー部門PARCO店舗事業グループに移管した。前期はグループデジタル推進室担当専任だった林執行役は今期からCRMも担当し、「より一体となって業務に取り組む」という。