渋谷パルコ、海外ラグジュアリー拡大 アートトイの新ゾーンも

2023/03/22 06:28 更新有料会員限定


国内外のデザイナーブランドなどが好調(2階のイッセイミヤケシブヤ)

 渋谷パルコ(地下1階~地上10階)は今期(24年2月期)、「高感度で、独自性のあるファッションとカルチャーの発信」(塩山将人店長)を一段と強める。全館売り上げをけん引している1階の海外ラグジュアリーブランドゾーンをさらに強化し、春に「ジル・サンダー」など2店を導入するほか、5階にアートトイのゾーンを新設する。秋は1階の一部をさらに改装するとともに、レディス・メンズファッションや服飾雑貨中心の3階に「グローバルファッションの大型ブランド」を導入する計画だ。6月14日の開業50周年を記念した大型企画も実施するなどイベントも積極化して、売り上げをさらに拡大する。

(有井学)

 1階は「グッチ」「ロエベ」「トム・ブラウン」「コムデギャルソン・ガール」などを集積、前期の売り上げは前期比44%増と大きく伸びた。ジル・サンダーを3月24日に導入、4月にさらに海外ラグジュアリーブランドを入れて、「Z世代に向けた提案力を高める」。今年1月末に近隣の東急百貨店本店が閉店し、27年度の予定で高級感を出した大型複合施設に建て替えられることにも対応する。

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