コロナ禍を踏まえて、新たに開始した中期計画の2年目となった今期(23年2月期)は旗艦店の渋谷パルコを軸に進めてきた積極策が実り、他施設にも波及してきた。来期は業績の本格回復とともに、今後予定する新施設開発に向けた基盤を整備する。
最良のステージ
――今期の営業概況は。
着実に回復しています。パルコ各施設のテナント売り上げは第3四半期までで前年同期比16.2%増。予算比では上期は7、8月の新型コロナの第7波の影響が想定外であったため、90%台前半でしたが、下期はほぼクリアし、12月は予算を上回りました。19年比のテナント売上高は(コロナ禍の影響が大きかった)旅行やエンターテインメントを含めても、90%台前半まで戻ってきました。全社の営業総利益は通期で19年度の水準に回復する見通しです。
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