子供の熱中症対策への意識が高まり、日傘が売れている。小学生の子を持つ親を中心に日傘を持たせたい層が増えつつあり、一部メーカーからは「今後市場として定着していくだろう」との声が挙がる。
(森田桃子)
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文部科学省の24年のデータによると、学校の管理下における熱中症は毎年5000件程度発生している。21年5月から「学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き」を策定・随時更新し、教育現場での熱中症対策を強化。一部の自治体、教育現場では小学生への日傘の配布や利用の呼びかけなどを実施し、意識が高まっている。