ワールドは11月28日の取締役会で、阪急電鉄の子会社の阪急スタイルレーベルズが運営するコスメセレクト店「カラーフィールド」事業、家具・インテリア雑貨「ダブルデイ」事業を譲り受けることを決めた。26年3月1日に実行する予定。
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両事業を阪急電鉄が設立する新会社ワールドスタイルレーベルズ(仮称)に承継し、ワールドが新会社の全株式を取得、完全子会社化する。ワールドが進める“ファッション・エコシステム”をライフスタイル領域へと進化させる「戦略的マイルストーン」と位置付けている。
譲り受けるのは現在19店のカラーフィールド事業と11店のダブルデイ事業で、阪急スタイルレーベルズの25年3月期業績は売上高45億1600万円、営業利益1億1100万円の赤字だった。ワールドは、両事業の承継により、ライフスタイル領域の事業基盤の拡充、ワールドオンラインストアの出店などプラットフォーム活用による収益・成長性の向上を進める。また、阪急阪神グループとの「共創・協業関係の礎になる」としている。

