パルグループホールディングス(HD)の創業者、井上英隆代表取締役会長が3月1日付で取締役相談役となり、第一線から退く。井上隆太社長は同日付で代表権を返上し、5月29日開催予定の株主総会を経て松尾勇執行役員副社長が代表取締役会長に就任する予定。創業者の退任を契機に、経営体制を強化・充実し、グループの継続的な発展とさらなる企業価値の向上を目指す。
(小畔能貴)
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井上現会長と松尾氏の会見趣旨は次の通り。
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――会長を退き、松尾氏が後任になる理由は。
井上 松尾氏に加え、パルで30~50代の5人のフェロー(仲間)が十分育ち、その他の人材も育った。何も言わなくても分かってくれるメンバーで、バトンタッチする最高のタイミングだと考えた。
松尾新会長とは50年以上の付き合いで十分気心が知れている。どちらかと言えば、ガンガン行くのではなく、保守的なタイプだが、残りのフェローは走る方なので、バランスが取れる。松尾新会長は年上だし、一番適切だと判断をした。
――会長に就任する抱負を。
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