眼鏡製造小売りのオンデーズ(田中修治社長)はユーチューバーのヒカルさんと協業し、「8時間で売れた眼鏡の最多個数」のギネス世界記録に挑戦し、時間内に1547本を販売して記録を更新した。同社はヒカルさんがディレクションするブランド「リザード」との協業により、ブルーライトカット眼鏡3型を開発。旗艦店のオンデーズ心斎橋店で7月17日、ギネス世界記録挑戦イベントを開き、「8時間で世界一売れた眼鏡」に認定された。21日からは認定された商品を国内全店で販売中だ。
今回の協業は、チャンネル登録者数が440万人を超えるヒカルさんが企画。ヒカルさんがプロデュースして協業眼鏡「リザード×オンデーズ」を開発し、ギネス世界記録に挑戦する販売拡大戦略を立案。自身のユーチューブチャンネルで計画を発表し、世界記録登録を目指す限定販売イベントへの参加を呼びかけ、当日も店内に常駐して記録達成に向けて盛り上げた。協業に向けた話し合いの様子も公開し、企画の裏側も見せるという手法が好評で、動画再生回数は85万回に上り、記録達成に成功した。
ギネス向けに企画した協業品は、上質で細部の装飾にこだわり、トレンドを押さえたアクセサリー感覚の眼鏡。1849年創業のイタリアの眼鏡生地メーカー、マツケリ製の滑らかな手触りで透明感のあるアセテートを使用。ちょうつがいにバネを組み込むことで、つるが90度以上開くようにし、締め付け感のないかけ心地を実現した。大きめで厚みのあるフレームで、光沢と重厚感のある漆黒のウェリントンが一番人気。仕事でも使える黒の細身のスクエアと、流行の透明なクリアグレーのボストンもあり、税込み1万6500円。
記録挑戦当日は、動画を見て「ヒカルさんと一緒にギネス世界記録に関わりたい!」と大阪周辺から20代、30代中心に来店。友人や親子で来る人も目立ち、午後7時の終了時刻まで盛況だった。今後、世界一売れた眼鏡として全店で訴求し、売り上げを拡大したい考えだ。