田中修治オンデーズ社長 コロナ禍生かし生産性3割向上へ

2020/06/02 06:29 更新会員限定


田中社長

 国内外で眼鏡専門店を約300店運営するオンデーズは、5月中旬で全店のうち約7割の店舗の営業を再開している。リーマンショックや東日本大震災での対応を例にとり、田中修治社長は「ピンチはチャンス」とコロナ禍もポジティブに捉える。ポストコロナの経営課題は、一般に低いとされる小売業の労働生産性の改善と話す。

(永松浩介)

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 今回の事態は自分の力が及ばないことなので、仕方がない。平常時は売り上げや利益のことを考えるのが経営者の仕事だが、今は従業員の安全が第一。緊急事態宣言前の4月上旬には在宅勤務にした。業務上、出社の必要があっても、電車に乗りたくない社員には来なくていいと伝えた。半年前からテレワークや裁量労働制を検討していたので問題はない。これを機に、通勤してオフィスで働くのはやめにしようかと考えている。

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