大手商社やメーカーが、米国の老舗アウトドアカジュアルブランドのライセンスで商品を企画・販売し、新規客を開拓する動きを活発化している。特徴はサイズ感などを調整して復刻した、昔ながらの定番アイテムが直販や卸で売れていること。近年の古着ブームで、若年層の認知度が上がったブランドも多く、追い風だ。
アーカイブから着想
伊藤忠商事は22年に、米エルエルビーンインターナショナルの「エルエルビーン」、オーセンティック・ブランズ・グループの「エディー・バウアー」で、それぞれのマスターライセンス権を取得した。共に創業100年以上のブランドだ。
エルエルビーンインターナショナルは、コロナ以降のアウトドアブームで、米国内での売り上げを伸ばした。本国に次ぐ売り上げがある日本での成長にも期待し、伊藤忠商事と契約した。
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