韓国「オープニングプロジェクト」 日本進出計画を具体化 ソウル店客の40%が日本人

2024/12/02 11:00 更新NEW!


オープニングプロジェクト24年秋冬コレクション

 韓国のレシピグループ(チュ・ジュギョン代表)が運営するカジュアルブランド「オープニングプロジェクト」が日本進出の計画を具体化している。

 日本進出を決めた理由の一つは、同じレシピグループの別のブランドである「セッター」のソウル・聖水旗艦店の来店客の40%が日本人であり、韓国のブランドが日本の消費者から高い評価を得ていることを再認識したから。オープニングプロジェクトは日本進出によってブランドをスピーディーに拡大できると考え、23年にアトモスの東京の店舗などで期間限定店を開設。これをきっかけに日本進出の計画を具体化しつつある。

 オープニングプロジェクトは8月に韓国の女性アイドルグループIVEのメンバーのレイをモデルに起用した。レイが日本人であることから、オープニングプロジェクトの日本進出に弾みが付くとみている。

 オープニングプロジェクトは急成長している。23年の年間ブランド売上高は30億ウォン(1ウォン=約0.11円)だったが、今年は120億ウォンを目指している。9月2日から10月10日まで約1カ月、聖水で開催した期間限定店では、期間中に3億ウォンを売り上げた。

9月2日から10月10日まで開催したポップアップストアのオープンプロジェクト

 22年春夏にスタートしたときはゴープコア(アウトドア)スタイルだったが、次第にストリート色が強くなった。それにつれて、対象年齢も10~20歳から、徐々に20代半ばまで拡大している。

 来年は聖水またはソウル・明洞に直営店をオープンする予定で、一部の百貨店にも出店して消費者との接点を増やす。

(韓国・TENANT NEWS) 

■TENANT NEWS

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