オンワードホールディングス(HD)は、デジタル社会に対応した人材を育成し、産業界へ送り出すことを目的とした「オンワードみらい人財プロジェクト」の2年目となる取り組みを開始した。
国際ファッション専門職大学との産学連携は昨年度に続き、実施する。4~7月にはオンワードデジタルラボが抱える実際の課題に学生がチームで取り組んで企画提案を行い、優秀チームを表彰する「オンワードベンチャーアワード」、10月~23年1月にはグループ企業のデジタル関連部門で行うインターンプログラム「オンワードビジネスインターンシップ」の二つのプログラムで構成する。
昨年参加した学生からは、「即戦力となれる知識を身につけることができた」「アイデアの幅が広がった」などの声があり、オンワードとしてもZ世代のデジタルやファッション産業に対しての考えや感覚の共有ができ社員の成長につながったなどの成果があった。
今期は同校に加えて、東京国際工科専門職大学の、「地域共創デザイン実習プロジェクト」にも参画する。
プロジェクトは同大学が18企業・自治体と取り組んで単位認定授業として実施しているもので、オンワードHDは「ファッション×メタバース」をテーマに4月13日からプログラムを開始、12月まで週1回の活動を実施する。学生は6人編成の2チームが参加し、テーマに沿ったメディアの企画と事業企画書の作成を行う。希望者には、オンワード樫山やオンワードデジタルラボを訪問し、現場の課題を実際に体験する機会も提供する。