オンワードHD 10周年の「オンワード・リユースパーク吉祥寺」をリニューアル

2024/03/05 06:25 更新


1~3階には常時3000点以上のリユース商品を揃える

 オンワードホールディングスは3月1日、10周年を迎えるリユース衣料品販売の環境コンセプトショップ「オンワード・リユースパーク吉祥寺」(東京・吉祥寺)をリニューアルオープンした。グループのサステイナブル活動の発信拠点で、「10年前と比べ、サステイナブル経営の重要性も高まっており、お客様の期待値も上がっている」(保元道宣社長)として、さらに衣料品循環の取り組みへの参加を促す。

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 同店は14年オープン。09年からスタートした「オンワード・グリーン・キャンペーン」で、不用になった自社衣料品を引き取り、4、5回の検品後に販売基準に達したリユース品をチャリティー価格で提供し、収益は全て同社のサステイナブル活動に活用している。オンワード・グリーン・キャンペーンは23年8月までの累計で約140万人から約730万点を回収した。

 今回のリニューアルは外観をロゴの糸と自然豊かな井の頭公園の緑を連想させるデザインに変更。店内は回収した衣料品から制作したデジタルサイネージ(電子看板)用ボックスやマネキン、新什器のパネルを導入、サステイナブル活動に関する展示内容も刷新した。ショッピングバッグは再生ポリエステル使用に切り替えた。

 同店は同社でリユース衣料品を常時販売する唯一の店舗で、24年2月期は過去最高の約12万人が来店し、約5万点を販売した。不用になった衣料品からエプロンやオーナメント、ブローチなどを制作する「エコロジーワークショップ」を定期的に開催するなど、〝環境〟について話し合える場を提供している。

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