オンワード樫山は20年にDtoC(メーカー直販)ブランドを開始、五つに増えた。21年秋デビューの「アンフィーロ」は今年で売上高50億円を見込む好調ぶり。責任者の執行役員第二カンパニー長の越智大輔さんは、「新規事業は新ブランド開発ではない。新しいビジネスモデル作りが使命」と強調する。
トライ&エラーで
「コロナ禍がなければ、生まれていない」。開発当時は働く環境が変化し始めた頃。出勤できなくなり、考える時間ができた。日常に忙殺されるままなら実現しなかった。リモートを駆使して社内外とコミュニケーションを深め、「こんなことやれないか」と社員に声を掛けていった。会社にも「何か変えていかかねば」との思いがあり、挑戦しやすい環境にあった。
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