衣料・雑貨卸の大西 「パントーン」で生活雑貨

2018/09/03 06:25 更新


 衣料・雑貨卸の大西(大阪市)は、カラーシステムの米国パントーンの日本ライセンシーである伊藤忠ファッションシステムとホームリビング・ライフスタイル分野における「パントーン・リビング」のサブライセンス契約を結んだ。

 同時に、欧州から「パントーン」の食器類の輸入卸も開始する。昨年12月に設立したオランダ法人を通じて、日本未発売の欧州ブランドを導入する輸入ビジネスも広げる。

 契約したのは、タオル、アンダーウェア、エプロン、クッションの繊維製品4品目で、パントーンの持つ標準色を採用した鮮やかなカラーコーディネートを特徴とする。新商品は9月のギフトショーに出品、19年春夏から本格的に販売する。ハンドタオル800~1000円、エプロンやアンダーウェア2000~3000円。

鮮やかなカラーバリエーションを特徴とした「パントーン・リビング」

 パントーンでは、デンマークのコペンハーゲンデザインから直輸入するマグカップやステンレスボトルなどの卸売りも開始する。3月に開催されたドイツの国際見本市「アンビエンテ」から交渉を開始し、日本へ導入することになった。

 販路はいずれも衣料品専門店や雑貨専門店を想定しており、卸売りサイト「テントテン」でも販売する。オランダ法人ではグループの店研創意の店舗用品・什器やオリムの今治タオルの欧州販売を開始したが、今後はボリュームから中価格帯での良質な中堅欧州ブランドの輸入卸事業も拡大する方針。来年にも英国の雑貨ブランドなどを検討している。

輸入卸する「パントーン」のマグカップ

パントーン

本社はニュージャージー州。色の標準化ツールであるカラーシステムを開発、40年以上の実績がある。正確なカラーコミュニケーションや選定ツールとして、グラフィック、ファッション、インテリア・建築など世界中の様々なデザイン分野で活用され、世界共通の〝カラー言語〟となっている。



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