店長のお悩み相談所‐9 ノベルティーを強引に

2016/11/26 05:30 更新


  ここは、「店長お悩みスッキリ相談所~お客様編~」。要求が手強いお客様、他店で浮気をするお客様など、サービスの質や売り上げに直結するだけに、悩みも深刻です。店長が悩みを抱えて暗い顔をしていてはお店の雰囲気も暗くなってしまいます。悩みをスッキリ解消して、明るく笑顔でお客様をお迎えしましょう。

(リテールコンサルタント西村宏子)

 

プリ子

Q:フェアのノベルティープレゼントの金額に満たないのに、ノベルティーをなぜくれないのかと、感情的になるお客様に困っています。

 

相談相手

A:お客様との認識の違いが原因です。

金額に少々満たなくてもそれくらいサービスして欲しいと言う甘えや、自分としては結構買っているつもりなのでもらって当然と思うお客様もいます。何より、そこまでしても欲しくなるノベルティーならば、販促は大成功と言えるでしょう。   あるアクセサリーのショップの店長はやり手です。自店の商品価格を確認して、ノベルティー獲得までいくら足りない方が多くなるかを推測、レジ周りに1000円とか500円の商品を陳列し、「お客様、本日は○○円のお買上です。あと△△円でこちらのノベルティーをプレゼントいたします。いかがですか?」と笑顔で薦めています。

 

トマト

 

  また似たようなケースでは、福引抽選券の金額に満たなくても抽選券を要求するお客様、商業施設のテナントのショップで、駐車場サービスの金額に満たないのに駐車券サービスを要求されるお客様が見受けられます。抽選券の金額に満たない場合は、「お客様、本日は○○円以上で一回抽選ができます。あと△△円で3回抽選できますが、いかがなさいますか?」「お客様、本日はお車で来店ですか?あと△△円購入いただけましたら、3時間駐車料金が無料になります。」と明るく伝え、いろいろな場面で追加販売につなげています。

 

駐車場

 

 

(続く)

  ※繊研新聞 2013/05/20日付「販売・リテイリスト支援のページ」 を再編集



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