小売業やITベンダーを中心に、コロナ禍突入の直前、20年3月に設立した。メーカーや卸、物流、金融、飲食、サービスなど多様な企業の参加も促しサプライチェーン全体での改善をにらみ、産業の活性化につなげる。業界間の垣根を低くし、知見を互いに交換することでイノベーションを創出する狙いもある。
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出会いの場作りを
――活動状況は。
CX(顧客体験)、SCM(サプライチェーンマネジメント)、EX(従業員体験)、サステナブルの四つの部会を設け、日々活動をしている。部会のフェロー(有識者)や、公式メディア「DXマガジン」発で外部に向けたセミナーを活発に開催。国内外の視察や各種交流会も行っている。とにかく、出会いの機会、とりわけ異業種間の交流を大切にしている。今年からは学生交流会や地方の分科会を始める予定だ。直近で320人の会員と、234社の会員企業にまで育った。
――協会名はオムニチャネルだが、当初からDX(デジタルトランスフォーメーション)を掲げている。
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