ナノ出身の田中直樹さん　異業種への転身。43歳、ゼロからの挑戦

　アパレルのプレスがもてはやされた時代にナノ・ユニバースで活躍し、その後マーケティング業務も兼務した田中直樹さんは22年11月、運営会社のTSIを退職した。中目黒の名店「バンブーシュート」などから草創期のナノに入社してから20年、自身が43歳の節目だった。

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こだわらない転職先

　転身したのは金融ベンチャー、シリオン・パートナーズ（東京）の子会社シリオン・マネジメント。カフェやシャンパンバーなどを運営する会社で、田中さんはそこで子供服事業を立ち上げた。今は執行役員として飲食事業も含めてPRとマーケティングを担当、さらに二つの案件を温める。