ニューヨークのジャビッツコンベンションセンターで開催された合同展「ニューヨークナウ」23年夏展は、日本製商品のBtoB(企業間取引)コマースを運営するDECO BOKO(デコボコ)が24ブランドを並べて見せた。他にないちょっとユニークな商品が人気を集めた。
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100percent(100パーセント)で一番人気だったのは、動物の形をした折り紙風のクリーナー「プチペット」(小売価格22.5ドル)。薄手のポリエステルで動物を折ってあり、それを広げて眼鏡レンズや液晶画面の汚れを拭きとれる。お手玉のように何度か放り投げるだけで、元の折り紙の動物に戻るユニークな商品だ。キリン、ペリカン、クジラなどがあるが、赤の鶴の人気が高かった。バイヤーには「オリガミクロス」の名前で紹介した。冷たい感触のタオル「マイナス・ディグリー」の商品群では、首にかけて使う長さのタオル(同40ドル)が最も好評だった。表は綿、裏側はポリエステル・ポリウレタン。
初出展した「ククリ」は、有松絞りの小さなバッグ(卸価格13.5ドル)が最も人気があった。素材感と、2リットルのペットボトルに相当する重さのものを入れられる点が気に入られた。色はピンクと赤が好まれた。
ムーンスターは、新型の靴(小売価格100ドル)が、バレエシューズ風だが外で履ける点が好評だった。素材はコットンキャンバス。従来からあるスニーカーには新色とした加えたサーモンピンクも人気だった。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)