《聖地消費 「ラブライブ!」の街、静岡・沼津㊦》東京の企業も体験価値を見いだす

2023/07/13 07:59 更新有料会員限定


オーダーメイドをその場で楽しめる工房のような店作り(カルクル)

 東京の企業も進出し始めた。聖地の中心部への出店で買い物に体験価値を持たせる企業や、協業で地域とつながる商業施設などが街を盛り上げている。

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さりげなく表現

 レザーグッズのエイチアンドエイ(東京)の自社ブランド「カルクル」は、19年にららぽーと沼津(静岡県沼津市)へ出店したのをきっかけに、「ラブライブ!サンシャイン‼」との協業を強化してきた。

 商品は、自社工場を生かした財布などのオーダーメイドが主力。キャラクターごとのイメージカラーの革と、マークが刻印されたレザーパッチを組み合わせるシステムで、「さりげなく推しを表現できる」と好評だ。7月には店舗をJR沼津駅から徒歩数分の場所に移転した。売り場は約33平方メートルと、ららぽーと沼津の店より縮小したが、より〝ラブライブ色〟が強まった。

沼津駅近くに出した「カルクル」の新店はオープン初日からにぎわった

 新たに打ち出すのが、レーザープリンターを使ったトートバッグのオーダーサービスだ。約40分で受け取り可能。

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