medicarelabs(韓国・ソウル、イ・ドゥジン代表)が運営する、インフルエンサーが直接セレクトしたファッション、ビューティー、ライフスタイル商品を販売するECプラットフォーム「nugu」が急成長している。20年10月の開始以来、月間売上高を着実に伸ばし、21年11月は2億2000万円を突破した。9月には、ファッションECプラットフォーム「ポシェ」を運営するクリエイト(鳴澤大地代表)の全株式を取得。22年の連結売上高は50億円を計画している。
nuguは日本のファッションインフルエンサーと直接契約し、ファッションコンテンツを制作、商品を販売する形態で事業を運営している。契約したインフルエンサーは、ブランドディレクターを務め、日本国内で韓国・東大門のファッション商品をセレクトし、販売できる。nuguは運営、マーケティング、フルフィルメント(ECに関連する全業務)、CS(顧客満足)などの業務を支援している。9月下旬には、阪急うめだ本店で1週間の限定店を開き、初日の売上高は130万円を達成した。
21年8月の発表時点のブランドディレクター累計数は50人超、各ブランドディレクターのインスタグラムフォロワー数は3万~15万。月商1000万円以上のディレクターは10人超で、月商100万円以上のディレクターも多数いるという。
今後は、契約インフルエンサー数や東大門のフルフィルメントセンターの拡大、開発チームの拡充によるアプリサービスの高度化、購買体験の向上などに取り組む。コスメブランドなどのビューティー分野にも力を入れる方針だ。