ノンアルコール市場 過去最大に

2021/10/18 06:25 更新


 サントリーホールディングスの調査によると、20年のノンアルコール飲料市場は2313万ケース(前年比3%増)と6年連続で伸び、過去最大となった。21年はさらに約2570万ケース(11%増)を見込む。在宅時間が増える中で、運動不足や体重増加などを懸念し、健康を気遣う意識が高まっていることが飲用を後押ししている。

 ノンアルコール飲料の飲用経験は56.4%が「ある」と回答。調査を開始した18年以来、過去最高となった。自宅での飲用頻度を年代別にみると、「月1回以上」「週1回以上」飲んでいる人の割合が50代で40.2%と23.8%、30代で39.2%、22.3%、40代で38.9%、23.1%となり、30~50代の現役世代で飲んでいる人が多かった。飲用理由は「車を運転したいから」(25.8%)、「お酒を飲んだ雰囲気が味わえるから」(23.3%)、「健康に気をつけたいから」(17.3%)が上位を占めた。今後飲みたいテイストはビール、レモンサワー、チューハイ、ワインなどが挙がった。

■ノンアルコール飲料に関する調査 1都3県(東京、千葉、神奈川、埼玉)に住む20~60代の男女3万人が対象



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