ノーリーズは昨春、約40年続く看板のレディスブランド「ノーリーズ」を、セレクト業態からブランドショップに転換した。コロナ下のECシフトでセレクトアイテムの他社との差別化が難しくなったからだ。加えて、元々のノーリーズらしい服はコロナ不況下でも底堅かった。働く女性に寄り添う自社ブランドの強みを再確認し、大きくかじを切った。
「ニーズは、ここ」
職場や目上の人に会う機会に、きちんとして見せ、ほめられる――そんな同社の強みとする企画は、コロナ下の着用機会の減少で大打撃を受けた。販売の主戦場はリアル店舗からECに移り、他社と商品が横並びになるオンライン上でセレクトアイテムを扱う意味も薄れた。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!