捺染工場の西田染工、自社ブランド拡販へ

2017/01/17 06:30 更新


 捺染工場の西田染工(京都、西田庄司社長)は小物、雑貨の自社製品ブランド「都もだん」を拡販する。

 都もだんは、同社が長年蓄積してきた意匠やハンドプリントの表現を、直接消費者にアピールするために3年前に立ち上げた。

 京都に根付く伝統的な柄や自然をモチーフに、現代的なカラーと構図で表現している。動物や花など、毎年約5柄を軸に、綿の手ぬぐいやハンカチなどを製品化している。また、生地を雑貨ショップなどへ販売するほか、ネット販売もしている。売れ筋価格はハンカチ、手ぬぐいとも800~1000円前後。

 3年間で「ブランドの立ち位置なども把握してきた」ことから、4月から自社デザインの斬新なプリントでブランドの個性を強調し、認知度を高める。ハンカチや手ぬぐいに加えて、自社で加工できる塩縮技術によるシルクのショールやスカーフなども提案するなど、アイテムも広げる。 

 

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都もだんのハンカチ


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