【サンフランシスコ=立野啓子通信員】ナイキの23年度第3四半期(23年12月~24年2月)決算は、売上高が124億2900万ドルで前年同期比横ばい、純利益は11億7200万ドルで5%減となった。
【関連記事】米大手スポーツ用品・靴メーカーの23年10~12月決算 7社合計売上高が1.6%減
売り上げの伸び悩みは、これまでけん引力となってきたDtoC(消費者直販)が54億ドルで横ばい、その中でも特にECが3%減となったため。代わって北米で整理して来た卸売りが66億ドルで3%増となった。粗利益率は44.8%で1.5ポイント改善、営業利益率は10.9%で1ポイント縮小した。船便運賃や物流経費の縮小があった一方で、製品仕入れ価格の上昇、リストラ費用など7%の経費増で営業利益率は縮小した。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!