三菱地所は8日、東京・丸の内に新たな商業ゾーン「二重橋スクエア」をオープンする。東京商工会議所と東京會舘とともに富士ビル、東京商工会議所ビル、東京會舘ビルの3棟一体建て替えによる「丸ノ内二重橋ビル」の地下1階~地上2階の商業ゾーン。ファッションからこだわりの飲食など25店を集める。
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ゴールドウインが旗艦店をオープンするほか、高級紳士服ブランドのエルメネジルドゼニアがビジネスからカジュアル、レザーグッズなどのコンセプトショップを開設、フレンチトラッドシューズのジェイエムウエストンなどが入る。
25店(店舗面積約2700平方メートル)の内訳は物販7、飲食17、サービス1。地下1階は近隣就業者・来街者の日常的な飲食需要に応えて東京初出店を含む13店を集積。地上1階は丸ノ内仲通りの新たな顔ぶれとなる路面型飲食店とファッション、カフェなど10店、2階は開放感のあるくつろぎの空間と、ハレの日の飲食店2店。
1階の物販ではアパレルの45R、コスメのディプティック、紳士靴のラコタハウス、モデルの桐島かれんがクリエイティブディレクターを務めるライフクラフトブランドのハウスオブロータスが集まる。このほか、ピエール・エルメが日本進出20周年の節目に世界初のコンセプトショップを出す。
丸ノ内二重橋ビルは丸ノ内と有楽町の結節点に位置し、文化、交流、観光などの機能を備えた複合ビル。国際会議に対応できる500席のホールや多目的スペース、2000人規模の宴会に対応できる地区最大級のバンケット、披露宴会場やチャペル、高級レストランなどで構成する。