新潟で震度6強の地震 小売り、製造業とも通常通り

2019/06/20 06:28 更新


 18日夜に山形県沖で最大震度6強の地震が発生した。新潟県、山形県の主要な商業施設や繊維産地、工場での被害は軽微だったようだ。

 新潟市の新潟三越など新潟県、山形県の主要商業施設では大きな被害は出ていない模様。震度6強を観測した新潟県村上市のイオン3店に被害はなかった。地震発生が閉店後だったため店舗や客、従業員に被害はなく、19日朝から通常営業している。物流も支障はない。

 製造関係でも大きな被害は出ていないようだ。震度6弱だった山形県鶴岡市に工場を持つ松文産業は鶴岡工場、福井県の本社・勝山工場を含め社員は無事で工場も通常通り稼働している。同じく鶴岡市に本社、工場があるスパイバーも社員の無事、社屋、設備の安全を確認した。

 ニット産地も無事だ。山形県ニット工業組合によると、組合企業が集中する寒河江市や山辺町などに被害はなく、通常通り操業している。新潟の五泉ニット工業組合にも地震による設備の損傷や人的被害の報告は入っていない。五泉市の高橋ニット、ウメダニットも人的被害はなく、工場も通常通りに稼働し、生産、出荷ともに問題ないという。「高速道路で一部通行止めがあるようだが物流への影響はない」という。

 ワールドグループの縫製工場、ワールドインダストリーニットホールファクトリー(新潟県南魚沼市)も社員の無事を確認。工場設備にも被害はなく通常稼働している。

 TSIホールディングスグループの縫製工場、TSIソーイング米沢工場(山形県米沢市)は、工場内外の設備に異常なく、社員の出勤にも影響ないため19日朝から通常稼働した。

 帝人グループでは、新潟県見附市の帝人フロンティアDG(旧第一合繊)は稼働に影響はなく、帝人フロンティアの新潟・五泉支店も通常通り営業するなどグループ会社で影響は出ていない。



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