日本橋高島屋SC 25日にオープン

2018/09/21 13:51 更新


 高島屋は25日、新館を開業し、既存の百貨店と東神開発が運営する専門店ゾーンを組み合わせた日本橋高島屋SCをオープンする。東館、ウォッチメゾンを加えた4館体制の6万6000平方メートルの都市型SCが誕生する。

 新館(専門店)は日本橋周辺の就業者、居住者や湾岸地区のニューファミリーを中心顧客に、地域で欠落しているMD、サービスを拡充する。テナント115店(本館ガレリア含む)を導入し、「日本橋生活者への場の提供」をコンセプトに街歩き感覚で終日楽しめるように専門店を配置した。テナントの4割が飲食・食品で構成する。

 運営面では顧客の多様なライフスタイルに対応し、早朝・夜間営業のエリアを設けた。カフェやベーカリーなど食品・飲食の一部は午前7時30分からオープンする一方で、食品の成城石井は午後11時まで営業する。出勤前の就業者や共働き世帯の利用客を取り込む狙いだ。モノだけでなく、コトの提供を重視した女性専用ヨガスタジオや茶道教室など体験型のテナントを導入した。

サードプレイスとして一日中過ごせる場所を提供する(日本橋高島屋SC新館)

 百貨店と重複する商品領域はライフスタイル型やメンズ、レディスの複合型などカテゴリーミックスでフロア構成する。ファッション領域は700平方メートルの規模となる「トゥモローランド」をはじめ、大型基幹店がほとんど。フロア毎にウェア、雑貨、化粧品など商品領域やレディス、メンズの垣根を越えたテナントを配置して買い回りに対応する。食品は地下1階の15店のうち12店がイートインコーナーを併設する。

 本館(百貨店)は新館開業に合わせて改装し、化粧品や婦人服、婦人靴、婦人下着、紳士服で自主編集売り場を導入した。今秋に次いで、来春に全館改装を完了する。

 両館の間には地域のにぎわいの核となる歩行者専用道路が設けられ、ガレリア空間となった。高島屋の木本茂社長は「人が集う街のアンカーとともに、館の魅力を最大化する街作り戦略を具現化する」と話している。

詳細は本日の繊研新聞・電子版で



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