東レ マスク用不織布の供給を倍以上に

2020/04/14 06:27 更新


 東レは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内向けのマスク用不織布の供給体制を強化・拡充する。現状の月3000万枚分を、海外拠点や日本の試験設備も活用して5月には8000万枚に増やす。

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 マスク用に供給するのはポリプロピレンスパンボンド(PPSB)。同社はこの間、紙おむつ向けのPPSBで、韓国、インドネシア、中国といったグローバル生産体制を拡大しており、急きょこれをマスク用に振り向ける。

 国内のマスクメーカー向けの供給を増やし、海外のグループ拠点から倍の月6000万枚に、さらに滋賀事業場にあるSB試験設備を量産化対応して月2000万枚と、合わせて8000万枚に増やす。

 また、医療用防護服の生産・供給体制の確立も急ぐ。同社は使い切り防護服「リブモア」シリーズでさまざまな機能を付加したタイプを開発している。17年にウイルスバリア性と快適性を両立した感染対策衣を開発し、ギニアに1万着寄付した実績もある。

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